紫外線から髪を守る!夏の外出前に必ずやるべき5つのヘアケア


紫外線から髪を守る!夏の外出前に必ずやるべき5つのヘアケア

「最近、髪がパサパサする」「カラーの色落ちが早くなった気がする」——そんなお悩み、実は夏の紫外線が原因かもしれません。肌への日焼け対策はしっかりやっているのに、髪のことはつい後回し…という方はとても多いんです。

でも、髪も皮膚と同じように紫外線のダメージを受けています。しかも厄介なのは、肌のように「赤くなる」「痛い」といったわかりやすいサインが出にくいこと。気づいたときにはすでにボロボロ、なんてことも珍しくありません。

この記事では、美容師歴20年のプロの視点から、夏の外出前に今日からできる5つのヘアケアをわかりやすくお伝えします。ちょっとした習慣を足すだけで、秋になっても「ツヤ髪」をキープできますよ。

夏の日差しの中でヘアケアをする女性のイメージ

夏の紫外線は、髪のパサつきやカラーの色落ちにつながります。外出前のひと手間で、髪を守る習慣をつくりましょう。

そもそも紫外線は髪にどんなダメージを与えるの?

対策を始める前に、まず「なぜ髪が紫外線でダメージを受けるのか」を知っておきましょう。知っているかどうかで、ケアへの意識がガラッと変わります。

髪の「キューティクル」が開いてしまう

健康な髪の表面は、ウロコ状の「キューティクル」がぴったり閉じた状態で覆われています。このキューティクルが、髪の内側を守るバリアの役割を果たしています。

ところが紫外線を浴び続けると、このキューティクルが開いたり、剥がれたりしてしまいます。すると髪の内側の水分や栄養がどんどん逃げ出し、パサつき・広がり・切れ毛の原因になってしまうのです。

タンパク質が壊れて髪が弱くなる

髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質です。紫外線はこのケラチンを直接壊す力を持っています。タンパク質が壊れた髪は弾力を失い、引っ張るとすぐ切れてしまうほど弱くなります。

特にカラーやパーマをしている髪は、もともとキューティクルにダメージがある状態。紫外線のダメージをより受けやすいので、要注意です。

カラーの色落ちが早まる

ヘアカラーをしている方なら「色落ち」が一番気になるポイントかもしれません。紫外線はカラーの色素を分解する作用があります。せっかく美容室で染めてもらったカラーが、夏の間だけでみるみる褪色してしまうのはこれが原因です。

紫外線によって髪のキューティクルが開いたイメージ図

紫外線を浴びると、髪表面のキューティクルが乱れ、乾燥・広がり・切れ毛につながりやすくなります。

夏の外出前に必ずやるべき5つのヘアケア

ダメージの仕組みがわかったところで、いよいよ本題です。忙しい朝でも取り入れやすい順番でご紹介しますね。

① UVカットのヘアスプレーやオイルをつける

肌に日焼け止めを塗るのと同じ感覚で、髪にもUVカットアイテムをプラスしましょう。これが最も手軽で効果的な方法です。

ドラッグストアでも「ヘアUVスプレー」や「UVカットヘアオイル」が手に入ります。スプレーは髪全体に吹きかけるだけ、オイルは毛先を中心になじませるだけなので、朝のスタイリングの最後に1ステップ足すだけでOK。

選ぶポイントは「SPF値」よりも「PA値」。紫外線にはUV-AとUV-Bがありますが、髪のカラー褪色やタンパク変性に大きく関わるのはUV-Aです。PA+++以上のものを選ぶと安心です。

② 洗い流さないトリートメントで「保護膜」を作る

ヘアオイルやミルクタイプの洗い流さないトリートメントは、髪の表面に薄い保護膜を作ってくれます。この膜が紫外線や熱から髪を物理的にガードしてくれる役割を果たします。

朝シャンプーをした後、またはスタイリング前に毛先を中心につけるのが基本。特に乾燥しやすい毛先は、紫外線ダメージも受けやすいので念入りに。

つけすぎはべたつきの原因になるので、10円玉サイズを手のひらに伸ばしてから、毛先→中間→表面の順でなじませるのがコツです。

UVカットヘアスプレーとヘアオイルを使っている様子

UVカットスプレーやヘアオイルは、朝のスタイリング後に取り入れやすい紫外線対策です。

③ まとめ髪やヘアアクセサリーで「物理的に守る」

紫外線対策の中でも、実は最強なのが「髪を外気にさらさないこと」です。ひとつ結びやお団子など、まとめ髪にするだけで髪が受ける紫外線量をぐっと減らせます。

さらに帽子や日傘を合わせると効果は倍増。特に頭頂部は太陽に最も近く、直射日光を正面から受けてしまうので、帽子との組み合わせは最強の紫外線対策と言えます。

「まとめ髪はどうもうまくできない」という方は、ざっくりとしたローポニーやクリップでまとめるだけでも十分。スタイリングのハードルを上げすぎず、続けられることが大事です。

帽子とまとめ髪で紫外線から髪を守る女性

まとめ髪や帽子、日傘を使うことで、髪に直接当たる紫外線を減らせます。

④ 外出中にこまめに「ミスト」で保湿する

紫外線によるダメージは、乾燥した状態の髪ほど進みやすいという特徴があります。つまり、髪に水分をキープしておくことが予防にもなるんです。

保湿成分入りのヘアミストを持ち歩いて、外出中も定期的に髪にシュッとひと吹きしましょう。特に汗をかいた後や、長時間外にいるときは意識してみてください。

ヘアミストがなければ、コンビニで買えるミネラルウォーターをスプレーボトルに入れるだけでも代用できます。まずは「乾燥させない」ことを意識するところから始めてみましょう。

外出中にヘアミストで髪を保湿する女性

外出中は保湿ミストで髪の乾燥を防ぎ、紫外線ダメージを受けにくい状態を保ちましょう。

⑤ 帰宅後は「なるべく早く」シャンプーする

5つ目は、外出後のケアについてです。紫外線を浴びた後の髪は、活性酸素が発生している状態。この活性酸素が残ったままだと、ダメージが髪の内部に蓄積し続けてしまいます。

帰宅後はできるだけ早くシャンプーして、紫外線ダメージの蓄積をリセットしましょう。このとき使うシャンプーは、保湿成分が入ったマイルドなものがおすすめ。強すぎる洗浄力のシャンプーは、ダメージを受けた髪をさらに傷めてしまいます。

また、シャンプー後はしっかりとトリートメントをして、開いてしまったキューティクルに栄養を補充してあげることも大切です。

帰宅後にシャンプーとトリートメントでヘアケアをしている女性

帰宅後は早めにシャンプーをして、汗や皮脂、外気の汚れをやさしく洗い流すことが大切です。

カラー・パーマをしている髪は特に要注意!プロが教える追加ケア

ここまで紹介した5つのケアはすべての方に有効ですが、カラーやパーマをしている方はさらに一歩踏み込んだケアが必要です。

カラーをしている方へ:色落ち防止に「カラーシャンプー」を活用

カラーをしている方は、ホームケアに「カラーシャンプー(カラーリング専用シャンプー)」を取り入れるのがおすすめです。カラーシャンプーは色素を補いながら洗えるため、紫外線による褪色をゆるやかにしてくれます。

週に2〜3回を目安に通常のシャンプーと交互に使うと、色持ちが格段に違ってきます。美容室でカラーをした際に、担当の美容師さんに相談してみてください。

パーマをしている方へ:ウェーブが崩れやすい夏は「補修系トリートメント」を

パーマをしている髪は、もともとキューティクルにダメージがある状態です。夏の紫外線でさらにキューティクルが開くと、せっかくのウェーブがだれやすくなってしまいます。

補修成分(ケラチン・コラーゲン・PPT)が配合されたトリートメントを集中的に使うことで、ダメージを補修しながらパーマのもちをよくすることができます。

カラーやパーマをしている髪のUVケアのイメージ

カラーやパーマをしている髪は紫外線ダメージを受けやすいため、通常のケアに一手間加えるのがおすすめです。

美容室でできる夏のヘアダメージ対策

毎日のホームケアと同じくらい大切なのが、美容室でのプロケアです。夏はとくに、定期的なサロンでのメンテナンスをおすすめします。

「酸熱トリートメント」でキューティクルを補修する

紫外線で開いたキューティクルを整え、髪の内側を補強する施術として近年注目されているのが「酸熱トリートメント」です。

グリオキシル酸などの酸が髪の内部に浸透し、壊れた結合を再構築してくれます。熱を加えることで定着するので、効果の持続性が高く、ツヤ・まとまり・手触りの改善を実感しやすいのが特徴です。

カラー前に「ケアブリーチ」でダメージを最小化

夏でもカラーを楽しみたい方には、ダメージを最小限に抑えた「ケアカラー」や「ボンド系カラー」の施術がおすすめです。ヘマチン・OLAPLEX・Fibonatiといった補修成分をカラー剤に混ぜることで、カラーをしながら同時に髪を補修できます。

担当の美容師さんに「紫外線ダメージが気になる」「色落ちを抑えたい」と相談すると、あなたの髪の状態に合った最適な施術を提案してもらえますよ。

美容室で酸熱トリートメントを受けている女性

美容室では、髪の状態に合わせたトリートメントやケアカラーで、夏のダメージ対策ができます。

まとめ:夏の習慣を変えれば、秋も「ツヤ髪」でいられる

今回ご紹介した、夏の外出前に必ずやるべき5つのヘアケアをおさらいしましょう。

① UVカットスプレー・オイルで紫外線をブロック

② 洗い流さないトリートメントで保護膜を作る

③ まとめ髪や帽子で物理的に守る

④ 外出中もミストで保湿をこまめに

⑤ 帰宅後は早めにシャンプーしてリセット

どれか一つだけでも始めてみてください。全部やらなきゃ意味がない、ということはありません。できることから少しずつ取り入れることが、継続への第一歩です。

そして、毎日のホームケアだけでは補えない部分は、ぜひ美容室でのプロケアも活用してみてください。夏のダメージが蓄積する前に、定期的なメンテナンスで髪の状態をリセットすることが、秋冬の美しい髪につながります。

「最近、髪のこと相談できる美容師さんがいない」「自分に合ったケアを教えてほしい」という方は、ぜひクレールへお気軽にご相談ください。あなたの髪の状態を丁寧に見ながら、最適なケア方法をご提案します。

ツヤ髪を手で触れている女性の後ろ姿

毎日の小さなケアの積み重ねが、秋になってもツヤのある美しい髪を保つ近道です。