「カラーの前に、自分でトリートメントしておいたほうがいいのかな?」

髪を大切にしたい人ほど、こんなふうに考えますよね。でも実は、よかれと思ってやったことが、逆にカラーの邪魔をしてしまうこともあるんです。

この記事では、カラー前のケアで「やっていいこと」と「やってはいけないこと」をハッキリ分けてお伝えします。読み終わるころには、次のカラー前に何をすればいいか、迷わなくなりますよ。

まず結論:カラー直前の自己流トリートメントは要注意

いきなり大事なところからお話しします。

カラーに行く直前に、自分でこってりトリートメントをするのは、おすすめできません。

意外でしたか?「ダメージを防ぐためにケアするのに、なぜダメなの?」と思いますよね。理由を説明します。

トリートメントには、髪の表面に油分やシリコン(髪をコーティングするツルツル成分)の膜をつくるものがあります。この膜が、カラー剤の浸透を邪魔してしまうことがあるんです。

カラーは、薬剤が髪の内部に入りこんで色をつける仕組み。その入り口に油の膜があると、色が入りにくくなったり、ムラになったりすることがあります。せっかく染めても「思ったより色が入らなかった」となったら、もったいないですよね。

トリートメントの油膜が髪表面を覆いカラー剤の浸透を妨げる様子の図解

じゃあ、前日までのケアはどうすればいい?

「直前はダメなら、いつまでならいいの?」という疑問にお答えします。

普段どおりのケアは、前日まではまったく問題ありません。

いつも使っているトリートメントやヘアマスクは、前日までならいつもどおりで大丈夫。むしろ、髪が乾燥しすぎているとカラーのもちが悪くなることもあるので、日頃から髪をうるおった状態に保っておくことのほうが大切です。

ポイントは「直前にやらない」というだけ。前日の夜のケアまでは、いつものあなたのケアを続けてくださいね。

カラー当日、家を出る前にやってはいけないこと

当日の朝、ついやってしまいがちなNG行動をまとめます。

洗い流さないトリートメント(アウトバス)をつける

「髪をきれいに見せたい」とつい使いたくなりますが、これも油膜の原因に。当日の朝はつけずに行きましょう。

ヘアオイル・ヘアバームをたっぷりつける

スタイリング用のオイルやバームも同じ理由でNG。髪がべたつくほどつけると、カラーの仕上がりに影響します。

整髪料でガチガチに固める

ワックスやスプレーで固めると、美容師さんが洗い流す手間が増え、髪にも負担に。当日は軽いスタイリングにとどめましょう。

基本は「当日の髪は、できるだけ素の状態で」と覚えておけば大丈夫です。

当日やっておくと良いこと

逆に、やっておくとスムーズなこともあります。

髪のからまりをほどいておく

からまったままだと、美容師さんが薬剤を塗りにくくなります。家を出る前にブラシでサッととかしておくと親切です。

頭皮をかきむしらない・刺激しない

カラー剤は頭皮にしみることがあります。前日や当日に頭皮をゴシゴシ洗ったり、爪を立てて掻いたりすると、染みやすくなることも。やさしく扱っておきましょう。

体調を整えておく

これは見落とされがちですが、寝不足や体調不良のときは頭皮が敏感になりやすいもの。しっかり休んで臨むと、当日も快適に過ごせます。

本当のダメージ対策は「サロンでの施術中ケア」

ここまで自宅でできる準備をお話ししてきましたが、ダメージを本気で減らしたいなら、サロンでのケアがいちばん効果的です。

最近の美容室では、カラー剤に混ぜて使う「ダメージをやわらげる処理剤(トリートメント成分を施術中に入れこむもの)」を扱っているところが増えています。これは家庭では再現できない、プロならではのケア。

「ダメージが気になる」と感じているなら、自宅での準備にあれこれ悩むより、予約のときや当日に「ダメージを抑えたい」と美容師さんに相談するのが、いちばん確実な近道です。あなたの髪質を見て、最適なケアを提案してくれます。

美容師がお客様の髪を見ながらやさしくカウンセリングしている美容室の写真

まとめ:カラー前の準備、これだけ覚えれば大丈夫

最後にシンプルに整理します。

前日までは、いつものトリートメントケアでOK。むしろ髪をうるおわせておくことが大切。

当日は、アウトバストリートメント・オイル・整髪料はつけず、できるだけ素の髪で。からまりだけほどいておけば完璧です。

そして、本気のダメージ対策はサロンに相談するのが正解。自宅の準備で抱え込まず、プロの手を借りましょう。

この3つを押さえておけば、カラーの仕上がりも、髪へのやさしさも、ぐっと変わります。次のカラー、安心して楽しんできてくださいね。

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